2018/11/09

 

昼休みのひととき

 

Q:遺伝子や細菌に関する研究所で働いている Tさんは、細菌の研究している研究者です。感染治療に関する研究で毎日働いています。昼休みは研究所の外で食事をしており、そこで近所の会社に勤める友人の Kさんと雑談することを楽しみにしています。ちょうど今日は隣に何人か外国人も座っていました。もうすぐ夏休みということもあり、気分が解放的になった Tさんは、Kさんに現在研究中のものについて少し話してしまいました。後で少々気になったTさんですが、よかったのでしょうか。

 
A:研究者は研究対象に対しての最新知識や多くの研究内容を知っています。外で安易に知識の披露をしていると、思わぬところで外為法の規制技術が海を渡って外国へ行ってしまうこともあります。たとえ友人に少し話してみたくなっても、我慢する必要があります。
 細菌は外為法で輸出規制されています。具体的には輸出貿易管理令別表第1の項目の中に含まれています。

また、これに関する技術も外国為替令別表で提供が規制されています。
細菌以外にも輸出規制・技術提供規制は広範囲にわたりますので、研究者や技術者の方がエレベータの中など不特定多数の人の居る場所で、たとえわずかでも研究や技術内容を話したり見せたりすることは、技術流出につながる可能性があり避ける必要があります。
 
関連法規等
外国為替令別表の3の2項(1)
 

 

注:2012年7月17日版を改訂